蓮(はす)と睡蓮(スイレン)は混同しやすい@ウドンタニー

バンコクのわらしべです。
先日ウドンタニーのタレーブアデーン(赤い蓮の海/湖)へ行って来たわけですが、
俺っちのタレーブアデーンの記事写真や動画を見て、
既にお気づきの方々もいらっしゃるかもしれません。
アレって蓮(はす)なの?睡蓮(スイレン)じゃね? チャイマイ(でしょう)?
じゃあ実際の蓮(はす)とはどんなモノなの?こんなんです。
※画像をクリックすると拡大 ⇒もっと見たい方
ほんでもって睡蓮(スイレン)がコチラ
※画像をクリックすると拡大 ⇒もっと見たい方
てか、
似すぎw(笑)
一般的に蓮(はす)の花でイメージするのが、
仏様が乗っている蓮台(れんだい)と呼ばれるものです。こんなん
で、逆に睡蓮(すいれん)で真っ先に思い浮かべるのが
フランスの画家クロード・モネじゃないかと思います。
去年2014年、そっち系に詳しい人の間ではモネの代表作「睡蓮」が約55億円で、落札(ロンドン競売)されたニュースは有名な話です。(詳細news⇒ 英語ソース)
残念な事に当時の俺っちはポケットに30バーツしか入っておらず、「睡蓮」画の入札どころかジョーク(粥)を食べるのがやっとでした。(笑)
じゃあ、蓮(はす)と睡蓮(すいれん)の違いは?
古い記事ですが所さんの『目がテン!』が参考になります。 上から六行目(青枠)
上記にあるように
蓮(はす)の葉はまん丸いのに対して、睡蓮(スイレン)の葉には切れ込みがあります。
その他の違いは、蓮(はす)の葉は水面に浮いている葉もありますが、大きくなると水面よりも高い位置に上がります。一方、スイレンの葉は、水面に浮いているものだけ。
との記載もあります。(七、八行目)
じゃあタイのタレーブアデーンで実際に俺っちが見たモノはと言うと。。。
葉っぱに切れ込み発見! これは睡蓮(スイレン)の葉の特徴です。
そして睡蓮(スイレン)の葉は水面に浮いているものだけのようです。
こちらの画像が蓮(はす)の葉です。
水面より高い位置にあるのがお分かりだと思います。
タレーブアデーンの葉っぱを見て下さい
※クリックすると拡大(左右にスクロール可能)
目視できるほとんどの葉っぱが水面に浮いています。
それを踏まえて、
ここら一帯に咲いているのは睡蓮(スイレン)ではないかと断定します。
ほな、 なぜタイでは睡蓮じゃなく
タレーブア(はす)デーンと呼ばれるのか?
その前に英語でのそれぞれの名称は、
蓮(はす)がロータス(Lotus)と呼ばれ、
睡蓮(スイレン)をウォーターリリー(Water Lily)
と区別されています。 しかしながら
ヨーロッパでは蓮(はす)とスイレンを総称してロータスと呼んでいるそうです。
学術的にも近いものであるとのネットでの書き込みも見つけました。(実際は別)
Google先生に尋ねてみると
英語圏で
ウォーターリリー(12,900件)よりロータス(27,600件)と検索されている方が多いようです。
ちなみに日本語で検索すると
やはりウドンタニーに咲いてる花は『蓮(はす)』だと認識している人、
もしくは勘違いしている人が圧倒的に多いようです。
じゃあ、そろそろ核心に迫ります。
これ以上、リサーチするのも面倒やから直接高学歴のタイ人に聞いてみました。「これってブア(蓮)じゃなく、睡蓮じゃね?」
(※タレーブアデーンの写真を見せて)「どっちもブアだから別にどっちでもイイんじゃない?」
ガビーーーン!(その時の俺っち)
とまぁ、一瞬でカタがつきました。(笑)
ดอกบัวหลวง (Lotus) Dok-Bua-Luang
ดอกบัวสาย (Water lily) Dok-Bua-Saai
どっちの文字にもタイ語で蓮のบัว(ブア)が入っています。
一般的なタイ人の認識は、睡蓮は蓮の一種と考えてるようです。
近年、学術的には蓮はハス科、睡蓮はスイレン科と違う科目と区別されていますが、昔は両方をひと括り一緒にしていたんではないかと推測。
そのタイ人の他の例えで「ここに犬がいるよ!」って知らせるのにイチイチ
「ここにチワワがいるよ!」とか「トイプードルがいるよ!」と言わないでしょう!
相手がその種別を知らないかもしれないのに 犬でいいじゃん!
だからブアも一緒。
だとさ。。。
てか、「チワワとトイプードルは全く違うぞ!(笑)」(心の声)
まぁ~犬って意味じゃ同じだけど。。。 やけに説得力あるなぁ~www
わらしべの結論。ドーーン
ウドンタニのタレーブアデーン、
本当は睡蓮だけど、蓮(はす)って事にしておきます♪
どっちでもマイペンライ~ by タイ人
また当ブログは約9割がた検索エンジンとお気に入り・直接入力からの流入です。
よって今後もウドンタニーへ睡蓮(スイレン)をイメージして来る人より、
蓮(はす)で検索されて来る方が圧倒的に多いと思うのが1番の理由です。
ただし、相手が花に詳しい欧米人であれば睡蓮(ウォーターリリー)と答える方がイイでしょう
一応、知識の一つとして知っておいて下さい。
ではでは
【おまけ】
じゃあ俺っちが当日着てた服の模様は?
(BlogMura)①蓮(はす) ②睡蓮(スイレン) ③どちらでもない
ブログ応援ありがとー



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コメント
<じゃあ俺っちが当日着てた服の模様は?>
回答:どちらでもない。(菊っほい)
<しかし睡蓮の葉は水面に浮いているもの>
写真を見ると葉は水面に浮いているように見えますよ。(花は出ているけど?)
Kameさん
ありがとー
俺っち葉っぱと花を勘違いしてたw
あとで修正しておきます。
じゃぁこりゃ確実に睡蓮やね。
まぁタイ人にはブア(蓮)で一緒やけどw
コメントあざ~っす。
花が水面より高いのはこの睡蓮は熱帯種だからみたい。
前にタイ人のムーバーンに池があって、睡蓮が咲いてい
て<ブア>か?と聞いたら、違うと言ってた。
食べられるのが<ブア>と言いたかったらしい。
確かに睡蓮の種は小さいから食べられないが、蓮の種は
オリーブくらい大きいから食べられるようです。
新説:「ハスか睡蓮かは、食べられるかどうかで決まる。」
JIMMYさん こんにちは
> 新説:「ハスか睡蓮かは、食べられるかどうかで決まる。」
タイ人の原始的な判断基準でワロタw
とりあえず食べてみるんですね。(笑)
コメントありがとうございます。
よくできました👍💮
山さん
ありがとー
大学の論文のような論証で説得力があります。
日本では大切・必要だから区別しますね。
タイでは、マイペンライなのでしょう。
私は仏教徒、仏教としては蓮ですね。大切なのは、
蓮は汚泥に咲くから尊ばれます。レンコンも好きです。
スモール明さん こんばんは
>大学の論文のような論証で説得力があります。
スモール明 学長殿!
では、この卒業論文で無事に大学卒業させて貰えますかw
御意!
サワッディークラップ
放浪わらしべ長者様: 昨夜日本のBS-TBS[地球絶景紀行」でタレーブアデーンが放送されスイレンをハスと言っているのに疑問を感じ、このサイトで納得しました。文化の違いですが、日本で放送するのなら「スイレン」と言うべきですよね。ハスは中央に「蓮の台(うてな)」と言われる花心があるので、釈迦が座れるわけで、スイレンでは太い蕊だけですから座れません。種も、ハスは水上でハチス(蜂巣)と言われる花托の中にヒヨコマメのような実ができて重要な中華食材ですが、スイレンは水中で子房が割れて中から黒い小さな種が流れ出します。
Violaさん こんにちは
コメントありがとうございます。
>昨夜日本のBS-TBS[地球絶景紀行」でタレーブアデーンが放送され
スイレンをハスと言っているのに疑問を感じ、このサイトで納得しました。
当ブログの情報がお役に立てて良かったです。
昨夜日本のBS-TBS[地球絶景紀行」でタレーブアデーンについて
放送されていたのは知りませんでしたが
日本で放送するのならやっぱり「スイレン」と言うべきでしょうね。
もしくはタイでは睡蓮も蓮も同じ括りにしている事を付け加えるべきですね。
花に詳しい人が見たらアレ?って疑問に思っちゃいますもんね
多分番組制作者も気づいてなかったんじゃないですか?
単純にそう思ったりします。貴重なご意見どうも
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